今回説明するルール
ポケットビリヤードにはエイトボールやナインボールなど様々なゲームがあります。
どのゲームにも共通するファールがあり、今回はそのルールを解説します。
意外と知られていないものもありますので、正式なルールを理解したうえでプレーしてみてください。
- スクラッチ
- 球触り
- 球場外
- 道具による計測
- 2度撞き(ダブルヒット)
- ノークッションファール
- 的玉(まとだま)をキュー(打つ棒)で誤って直接撞く
- タップ(キューの先端)以外の部分で手球(てだま)を撞くこと
- 両足を床から離してショットしてしまう
ビリヤードにはいろんなゲームがあるけど、どのゲームにも共通するファールがあるよ。それを解説するね。
やったぁ
ファールになってしまう行為
これから紹介する行為はすべてファールだよ。
ファールをすると相手に順番が交代するよ
①スクラッチ:ショット後に手球(てだま)がポケットインしてしまうこと
白い球が手球(てだま)
手球がポケットに落ちてしまうことをスクラッチというよ
②球触り(たまざわり):体や衣服、道具などが球に触れてしまうこと
遠い手球(てだま)を撞くときにネクタイや洋服でボールに触らないように気を付けてね
③球場外(たまじょうがい):ボールがテーブル場外へ飛び出すこと
※場外へ飛び出したボールが天井、蛍光灯、チョークなどの物体や人の体に当たってテーブル内に戻った場合もファールです
ちなみにボールがクッションやレール(テーブルのふち)の上に乗ってとまってもファールだよ
④道具による計測:以下はすべてファール
- 計測のためにキュー(打つ棒)を手から離してテーブル上に置いた場合
- 物(キューやボール)を使って距離や角度を計測した場合
- ショットの目印のためにチョークなどの物体を置くこと
測定の目的で物を利用するとファールになるよ。気を付けてね
⑤2度撞き(ダブルヒット):1回のショットのなかで2度手球を撞いてしまうこと
※ただし、手球と最初にヒットさせるべき的球(まとだま)が完全に密着(フローズンという)の場合は2度撞きをしてもセーフとなる
※的玉(まとだま)とは狙うべき球
アマチュア選手の試合では手球と的球(まとだま)の距離がチョーク1個以内の場合は、「ダブルヒット」と相手に宣告してからショットをすればセーフになるよ。
試合によるので確認してみてね。
ダブルヒットって言えばいいんだね。
⑥ノークッションファール《的玉(まとだま)がポケットされなかった場合に限る》
手球と的球(まとだま)が当たったあと、テーブル上の1個以上の球(どの球でもOK)がクッションに届かなければファールとなる
意外と知られていないけど正式なルールだよ
弱くショットするときは注意が必要だね
⑦的球(まとだま)をキュー(打つ棒)で誤って直接撞くこと
※的玉(まとだま)は狙うべき球のこと
わざと的球を撞いた場合はその試合自体が負けになってしまうよ。
ビリヤードは手球(てだま)を撞いて行う競技である、というのが理由だよ。
⑧タップ(キューの先端)以外の部分で手球(てだま)を撞くこと
キュー(打つ棒)の先端には牛革や豚革製の「タップ」というものが付いているよ。
ここ以外でボールを撞くことはファールだよ。
⑨両足を床から離してショットしてしまう
このファールも気を付けて!
どちらかの足を床につけていればOKだよ
ほぇー
まとめ
今回は下記の9つのファールを紹介しました。
①スクラッチ
②球触り
③球場外
④道具による計測
⑤2度撞き(ダブルヒット)
⑥ノークッションファール
⑦的球(まとだま)をキュー(打つ棒)で誤って直接撞くこと
⑧タップ(キューの先端)以外の部分で手球(てだま)を撞くこと
⑨両足を床から離してショットしてしまう
どれも正式なルールですので、プレーする際に意識してみてください。
さらに知りたいという方は公式のルールブックをご覧ください。
・NBAルールブック(PDF)
https://jpba.ne.jp/pdf/rule20170201.pdf
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